南会津 湯野上温泉

2005/04/29-05/01  会津 湯野上温泉方面

今年は(も?)旅行には恵まれない年かも知れず、思い切って gwに旅行計画を立ててみた。ハイシーズン中は宿や交通にも 不自由するかと思いつつ、いざ南会津の旅へ。

 


常磐道から磐越道のルート

旅のルートとしてはいくつか考えられるが、今回は車で自走する方法を選んだ。理由は簡単現地での自由度を優先したからだ。地方の場合は、車がないと身動きに困ることが多い。

アクセスは少し不便な場所だと言える。普通なら東北道からのアプローチで、白河辺りから下道で入るのが一番近そうだ。なお、今回のルートは、渋滞回避とドライブの要素を考えて、敢えて常磐道から磐越道に入る計画としてみた。
往復約800kmの旅路。B4も久しぶりに長距離ドライブになった。


鶴ヶ城(会津若松城)

会津若松ICから南下して城址に立ち寄る。ハイシーズンの割に渋滞も無く、駐車場も問題なし。やっぱり地方はありがたいなと実感してしまった。東京方面だったら地獄?かなと。

桜と石垣、奥に天守閣

お堀の桜

堀の水面に桜の流れ
満開の桜

さて、現地の様子だが、桜一色だった。
城内や堀に植えられている桜はどれも満開を過ぎたレベル。花は見事に開き、また、風で花びらも舞い散る。上を見ると桜の花、下を見ると桜の花びらでできた絨毯で真っ白、というか薄いピンク色。なんとも強力な花見だった。

天候は晴れとは言えず、雲が多い。その点だけがちょっと残念に思える。
ちなみに、この日は車の移動中に最高30度の地点から、最低12度の地点を含めて移動してきた。晴れの天気も風雨の強い荒れた天気にもであった。安定の悪い天候だったと言える。


会津酒造歴史館

酒に詳しくないけれど、「会津誉」位は聞いたことがある。
要するにこの地方には酒がある。そんな分けで鶴ヶ城の近くに歴史館があった。ここは酒屋さんが独自にやっているらしく、工場や備品、その他展示品を見ることができる。

酒造りにも使っているらしい「宮泉」という水。そのまま試飲できる。

味はまろやかちょっと甘い感じ。普通に飲んで旨い水。

建物の外側を望む

ちょうどこの辺りも桜が満開。


大内宿

湯野上温泉から車で15分も山に入ると現地に到着する。
ただし、ハイシーズンの昼間には酷い交通渋滞が起こるため、2時間程度かかるとか。もっとも、現地の駐車場にも限度があるから、それの待ち時間もあるのだろう。

大内宿には昔ながらの茅葺の建物が並んでいる。

中央の道を挟んで両脇に家々があり、それぞれ土産物を売る。

鯉のぼりと山には雪渓が見えている。

観光客と土産物のイメージをできるだけ排除した1枚。

左手の水路は山からの水を流していて、飲み物を冷やしたり洗い物にも使っている。

薬水

大内宿の喧騒から少し離れた場所に、名水あり。

 

今回は事前に渋滞情報を察知していたため、朝から現地入りし早々に立ち去ることで無駄に時間を浪費せずに済んだ。
それからこの場所は昔からの町並みを残している貴重な場所ではあるが、入場料はかからない。単に、人の家を間近に見物するだけの場所になっている。

さらに言うと、家や町並みを堪能したくても少し難しいかも知れない。
どの家々でも、縁側には土産物がずらりと並べられていて巨大なお土産ショッピングセンターになってしまっているのだ。まあ、いいのかな?


駒止湿原

ちょっとばかり時期が早いかな?と思いつつ湿原へ。
なんと、雪の影響で道路が塞がっていました。ということで現地の情報はありません。
地元の方の話では、4月に入ってから大量の雪が降ったとか。
簡単には融けないものですね。
ちなみに、南会津の山々には残雪が見えましたし、日陰の片隅には融け残りの雪の塊が見られました。


観音沼森林公園

湿原に入れないため、急きょこちらに行き先を変更。
ちょっと大きな沼と、ほとりの観音様が静かに迎えてくれました。
あまり人けがなく、ちらほら散策の人が来るだけ。まるでgwなんて感じさせない静けさ。
おや?ミズバショウが咲いていますね。ちょうどよい時期だったんだ。

これが観音沼

予想したより大きな沼でした。まだ緑は少しだけしか見えません。春はもう少しお預けかな。

ミズバショウ

ここでミズバショウとは予測していませんでした。うまい具合にベストシーズン。


会津鉄道 湯野上温泉駅

単線でディーゼル車の運行路線です。1時間に1本程度の電車が行き来する駅ではありますが、日本で唯一の茅葺き屋根が貴重な佇まいを見せています。
駅の中には土産物屋と囲炉裏があります。両方ともに、17時で終わりですから、立ち寄りたい方は早めが宜しいでしょう。

湯野上温泉駅と桜

左下に小さく車両も見えます。
すでに夕刻でしたので、暗めの1枚。

訪れた時にはちょうど桜が満開でした。駅の周辺に植えられた木々は真っ白で茅葺きの駅舎と相まって、フォトジェニックな感じ。
近くを通りかかると、いつでもカメラを持った方々が沢山いました。


中山の風穴

ここはマイナーな名所ですね。静かに風穴とその影響を受けた植物群落を見ることができます。
風穴というから大きな穴?を想像していたのですが、実際には崩壊した岩盤の隙間を指しているようです。その隙間から冷たい風が出てきて、独特の植物群落を育みます。

風穴と石柱の岡

画面下側が風穴で、すり鉢上の地形になっていた。下から冷風が出てきて、周りの植生に影響を及ぼしている。

石柱の岡は、柱状節理による岩石がごろごろしている。もっとも、雑草が多くてあまり見えないが。

付近の草地にあるカタクリ

思いのほか沢山咲いている。

風穴の涼しさを体験するための施設

実際にこの中に入ると、すごく涼しい。本当に天然の冷蔵庫だ。

群落のポイントは1〜6まであり、さらに、その冷たさを体験できる場所もありました。岩室に入るとひんやりしていて、気温は5度しかありません。外は25度を超える暑さだけに、涼しさひとしおです。

そうそう、このポイント周辺を歩き回った時に鳥を見ました。
「カケス」「アトリ」「コゲラ」「ツグミ」「ヒヨドリ」
それと、少し大きな「タヌキ」も見ました。なにやら熊も出るらしく、、、。


塔のへつり

最後に立ち寄った名勝です。ここは一転して観光地です。
近づくと広い駐車場があり、徒歩で進めばきれいな展望レストランや土産物屋があります。もちろん、人出も多い。

塔のへつり

ガイドブックにも出てくる絵だが、ある意味これですべてとも言える。

橋を渡ると左手に回廊があり、また、左手に少し上がると菩薩が祀られている。

川のほとりにある奇岩が「塔」に見えるからこの名前があるようです。
吊り橋を渡って、岩盤のえぐれた所を少し歩くこともできます。


湯野上温泉

ガイドブックには一応掲載されているが、どちらからといえばマイナーな温泉街。国道118号沿いに走ると”シナビタ”宿などが目に入る。
ただ通りすぎるなら実につまらない温泉街かなと思う。

けれども、いろいろ情報を集めてみると、実は公衆浴場があるし、こだわりの宿や小さいフランス料理の店などもあるらしい。また、今回出かけてみたポイントまでのアクセスも良い。
最も今どきは皆さん遠距離を移動して、宿泊はメジャーな大規模ホテルだったりするから、地方の小さな温泉街は厳しいんだろうなと思っている。観光客は足早に通り過ぎる。

ちなみに温泉の方は、宿泊した宿の湯加減から思うに癖のないものだった。

 


今回の旅も、事前調査には出版物はもちろんのこと、インターネットからの情報を参考にさせていただいています。各コンテンツのオーナーさんには御礼申し上げます。

また、当方の記録が何方かのお役に立てればと思い、以上の内容にて取りまとめさせていただきました。

 

f.c