Che-ez SPYZ で超望遠撮影

Che-z SPYZ ってご存じでしょうか?
少しばかり古い話になりますけども、当時ニチメンさんが出していた「おもちゃ的カメラ」です。

今は、ここのWebに情報があります。
もっとも、pc関係をご存じの方は、NHJ が破産したこともご存じでしょう。

このカメラ、私のデスクで長い間眠っていたのですが、故あってちょっと遊んでみることにしました。

 

Che-ez SPYZ は、「ちーず」「すぱいす」と読みます。
間違っても、「スパイZ」ではありません。カメラが小さいと危険な用途?に想像が行く方も多そうですけど、健全に楽しく遊ぶこととしましょう。(暗がりでは写らないカメラですので、念のため)

このカメラの正面画像。ほぼ実物大になってます。(当方のモニター上で)

レンズは外してありますので、奥に見える反射はcmos 等のものです。

特徴
・35万画素のカメラ&Webかむ
・内蔵メモリーのみ(揮発性注意)
・液晶モニターなし
・固定焦点
・ジッポーライター同等のサイズ

お話の前振り

カメラとしての楽しさがあり、当方は発売当日に入手して遊んでいた経緯があります。
けれども、電池が持たないことや、電源が切れると内蔵メモリーが消えてしまうなどいろいろ不便さもあり、おのずと引き出しの肥やしに。場合によっては捨ててしまった可能性さえありました。

ふとしたことで、いわゆる直焦点撮影を考え、今回の改造?とお遊びになった訳です。
直焦点撮影というのは、レンズ1枚とcmos のみによるシンプルな構成を指します。今回は、元々あったレンズを外して、超望遠用に望遠鏡の対物レンズをドッキングする予定。

 

改造開始

まずはカメラを分解、内部にあるレンズだけ外してしまいます。

まずは、カメラを分解します。(おいおい)

分解してレンズユニットを外してみましょう。左にある写真がレンズユニットです。ネジ2本で固定されていました。

レンズはガラス製で、コーティングもしっかりしていますね。小さいけど予想より物はよさそう。

 

こっちの写真は、カメラ側です。
中心にあるものがcmos ですね。上に透明な板が被せてあります。赤外線カットフィルターかな?

 

望遠鏡とつなぐ

望遠鏡には焦点距離の短い物を用意しました。300mmもあれば十分でしょう。
カメラの方は小型のcmos のため、35mm換算の焦点距離は物凄いことになります。おおよそ、5,000mm 相当以上のびっくりするような望遠です。(訂正:約2000mm相当、係数7倍ってところが正しいと思われます。)

超望遠撮影となると、デジスコや天体撮影がイメージされます。
天体の場合は倒立像のため、地上撮影や観察には不向き。また、双方共に対物レンズ以外の要素(プリズムやアイピース、カメラ側のレンズ)が大きく影響を及ぼします。
もっともシンプルな構成としては、カメラそのものや直焦点撮影に代表される手法。これなら、レンズ1枚のそれも中心像だけを取り出せますから、メリットは大きいんです。

それから、前述の通り単純に超望遠になることも見逃せませんね。
デジスコで得た小型cmos のメリットと、シンプルな光学系の合わせ技は非常に魅力的です。

最後に気になるのは、画質の問題だけでしょうか。
本当を言えば、500万画素くらいのコンパクトデジタルカメラで、尚且つレンズが外れるタイプが欲しいんですけどねえ。

 

遥か遠い海辺を撮影し、少しレタッチを入れてみました。
距離は5km 以上離れていることと、温められた空気の影響で揺らぎが大きく出ています。
カメラの性能もあり、美しい画像は得られないですね。でも、このシステムは動画も撮影可能であることや、モニターを通して観察出来ることも大きなメリットに思えました。

動画サンプル(小)
VGA サイズでは重いので、小さいフォーマットにしてあります。

今回の記事はここで終わりにしましょう。

カメラのサポートにはパソコンが必須ですから、持ち歩いて気軽には使えない。機動力的にはつらいかな。出来れば、月でも撮影してみて面白ければと考えてます。天体の世界では、web cam を使った惑星撮影なども行われてますので、その辺りも少し気になります。

追記
別途web camera を入手しました。
画質はかなり向上しますね。そのうちにご紹介をする予定。