双眼鏡(2)

小型双眼鏡を求めて

んな訳で、結果的にコンパクト双眼鏡の導入計画はライカとなりました。
実に良く見えますね。こんなに小さいのになあ。

 

覗き比べてみた感想

ライカ8x20 BC
この双眼鏡を基準として、手元にある2機種と比べてみました。

 

アルティマ8x42
暗いところではこっちが有利。やっぱりレンズが大きいですから、暗いところは絶対に優勢です。また、室内の少しくらい環境下では、見え味に遜色がありません。

明るい環境で比較すると、倍率と見かけ視野の差が大きく違うため、ちょっと意外な感じを受けました。ライカは8倍で更に見かけ視野が狭く、感覚的により高倍率に思えてしまいます。
一方、アルティマは8倍と見かけ視野の広さから、低倍率に思えますね。正直なところある程度安定してホールドできると、ライカの方が印象が良いです。より細かいところまで分解して見えるように感じます。
たぶん、コントラストと抜けのよさが効いているんでしょう。

 

アドラブリック10x50
これも古い双眼鏡です。私の持ち物ではありませんが、ちょっと借りてみました。
覗いてびっくり、視野が黄色い。こういうのは比較の問題ではありますが、やっぱり着色を感じますね。対物レンズのコーティングがマゼンタコートに見えるのと、内部のプリズムの影響が大きそうです。

これしか見なければ良いですが、他と比較してしまうと気になってしまいます。
なお、10倍という高倍率から、ライカとの比較は難しいですね。個人的にはあまり良い印象は無かったです。当時は結構高性能双眼鏡と言われていたんだけどなあ。

 

こんな風に書いてくると、ライカの8x20を絶賛していると思われてしまうでしょうね。けれども、決してそんなことはありません。

コンパクト双眼鏡の宿命ともいえる暗さはどうしようもありません。レンズが大きいタイプ(40mmなど)と比較すると、薄暗くなった時の見え方にはかなり差が出てしまいます。きちんと割り切って使えば問題ないですけれど、人間欲張りなものです。

私が入手した双眼鏡は、少し古い物なのか、付属のケースは皮革製でした。好みの分かれるところと思います。まあこの手のケースはおまけだから拘ってもね。

それと、レンズのキャップが付属していません。聞いてみると、最初からこういうものだそうです。個人的にはキャップは不要と考えています。もちろん、移動中はケースにしまうという前提で。

それ以外の使用中は面倒ですからキャップやケースは不要。気楽にポケットに入れておける形がベストです。この双眼鏡は基本的にそんな使い方を満足させてくれそうですね。

欲を言えば、気持ち対物側のフードが長ければよかったかも。

 

この写真は双眼鏡を畳んだところ。
左手の対物レンズ奥側には、視度調整機構があります。+のマークが見えますね。

接眼部(右手)の方は、見口を最も伸ばした状態にしてあります。

 

これは開いている状態。実際に使う時の姿です。

ピント合わせは、中央の赤いライカマークの右上にあるノブを回して行います。また、こちらの写真では接眼部の見口は最も縮めてあります。眼鏡を使用する時にはこんなスタイルです。

 

 

夕刻近い三番瀬で野鳥観察

実際にフィールドで使ってみました。生憎撮影ではなくて、双眼鏡だけぶら下げてふらりと散歩ついでの野鳥観察です。

カメラ等が無いので邪魔になるかどうか?はあまり良くわかりません。その点は別途確認してみたいと思います。

 

さて、肝心の見え味とかその辺りを少々。

南向きの海岸線で15時を回っていましたので、逆行の海や順光の風景なども見てみました。一言で感想を述べると、十分満足だったと思います。

逆行の状態で水面に浮かぶヒドリガモ、遠方の風景、反射する水面を眺めていても、予想以上に破綻のない見え味です。また、肉眼では小さくシャドーで塗られてしまう部分も、それなりに見せてくれます。

順光の状態では、スズガモやハマシギ、風景等を見てみました。さすがにハマシギの白い羽は、時折色収差らしい赤と青の着色が僅かに目に付きましたが、そんなのは揚げ足取りですね。

直射の入らない草原で、ツグミとハクセキレイを見ます。気持ち光量不足?かもと思いつつ、小型機の宿命を感じました。これは割り切りが必要です。

 

 

ご注意めされ

このページを読まれた方で、「双眼鏡に高いコストをかけるのは疑問だ。」と感じた方は、たぶん普通の人でしょう。安いものなら5千円位でも、見た目は立派なものが買えますね。

でも、そんな双眼鏡は光学機器としては失格であることが殆どです。安いから駄目とは言いませんが、目に悪いくらい酷いものや、見え味の宜しくない商品は市場に溢れています。

ここで私が検討している双眼鏡とは、きちんと見える、いや、かなり素晴らしい見え味を基準として書いています。一部の双眼鏡マニアの方には失笑されてしまうかも知れませんけど、私なりの基準や好みがありますので、それが基本です。

 

それから、舶来物に焦点が当たってしまいましたね。私としては国産が好きなんですが、そうは問屋が卸さない様です。別に洋物好きではありませんので念のため。車もカメラも国産品を使ってますです。

 

2005/04