BORG 100ED (望遠レンズの検討2)

100EDへ


先日、野鳥撮影用の50ED を紹介したばかりですが、今回はその上位機種である 100ED のテストです。

何故矢継ぎ早に?と思う向きもあるでしょう。もともとのプランが100ED の導入だったので、当方としては予定通りに近い流れなのです。

50ED はあくまでも様子を見るためのもので、最初から100ED を入れないのは少々不安&自信がなかったからに外なりません。

F値が小さくなると収差が急激に増大するか?そんな不安はあるけれど、さあ、100EDでやってみましょう。

 

望遠レンズとして

さて、機材は大きく重くなりました。その代わり、光量と解像度、それから焦点距離も伸びています。

口径    100mm
焦点距離 640mm
F値     6.4

写真用望遠レンズの、640mm F6.4 と考えて頂ければ分りやすいでしょう。少し暗めですが、ファインダーの明るさは十分です。

普通の望遠レンズと比べると、不便さは沢山あります。
強度が低く、部品の組み合わせであり、カスタマイズの必要も大きい。絞りがないし、重量はさておき手持ち撮影は出来ない。(構造の問題)

メリットは、安価でレンズ構成がシンプル。
カスタマイズの余地があり、遊べる?

 

試写

早速テスト撮影です。
テストと言っても、普通に撮影を行い、良いモノは作品にいたします。8月まで時間があるようで無いですから。

機材が運びにくくなったので、駅から程近いフィールドへ。連休中なので人も多いです。

初めて見た「コアジサシ」を狙います。
小さくて動きも早い鳥なので、撮影は大変。三脚に据えた
長大な望遠鏡を振るのは、傍目に狂気かも。

 

テスト撮影の画像は、こちらへ

 

撮影中は液晶でピントチェックなどをしています。
画像を見ていて、少し不安な感じを持ったのですが、最終的な出力には何ら問題ありませんでした。

webでの絵は縮小されているので、私の手元の画像&印刷を見ても、色収差とか嫌な癖は無いと判断できます。
さすがにボケ味は、少しだけ問題を感じることも。
絞りはついていないので、作画的な自由度は下がりますね。

コサギなどの白ものと、黒めのバックでも色収差は比較的良く押さえられています。
F6.4 の単焦点(望遠鏡では)レンズゆえに、不安があった訳ですが、これなら問題は無いと言えるでしょう。

 

カメラの不自由

カメラはいつもの Finepix S2 Pro です。CPU 内蔵レンズ以外では、AE すら動作しません。一連の使い方でも、露出はマニュアルで行い、ヒストグラムを見ながらシャッター速度を決めています。

多少の露出補正は、RAW ファイルの現像で調整できますが、必ずしもきちんと出力できる訳ではありません。
飛んだ画像は戻りませんし、明度を上げればノイズが気になります。

 

デジボーグ

話が前後してしまいますが、web 検索で見つけたデジスコのサイト(Birding & DigiBorg)には、デジボーグという表記が使われていました。
デジ=デジタル画像、ボーグ=ボーグ望遠鏡を意味しているようです。

彼の地では、望遠鏡+アイピース+デジカメでの撮影がメインで、3000mm 位の超超望遠が活躍しています。

 

この手の撮影は、35mm版をベースとして考えると不可能に近いのですが、デジスコの構成では、実際の焦点距離が1/3 以下になるのため、何とかやれる様です。

もっとも、それでもシャッター速度の低下とか、被写体の導入が難しさはあり、かなりのテクニックは必要です。